
6月29日から7月5日までに起こった不景気ニュースを総括します。この週は、中規模企業を中心に倒産が相次ぎ、また人員削減等のリストラが再び増加した1週間でした。
倒産企業には、管材製造「神戸樹脂工業」、鹿児島の貸金業「ロビンス」、川崎の住宅販売「さくらホーム」、広島の造船業「大西組造船所」、水産物商社「三交海産物」、海運業「開成通商」、婦人服製造「コムト」、運送業「アールビーティーグループ」、ゴルフ場開発「奈良グリンピア」、岩手の建設業「杉山組」、埼玉の「榎本鋳工所」と、多様な業種から倒産企業が相次ぎました。
月末を挟み資金繰りで行き詰まった企業が多かったことで、通常よりも倒産社数が増加したと考えられます。
一方、人員削減を含むリストラを発表した企業も多く、印刷機器大手「小森コーポレーション」が200人、「稲葉製作所」が70人と工場閉鎖、「日本レップ」が従業員の6割、自動車部品製造の「菊池プレス」が100人を、それぞれ削減する方針を明らかにしました。
雇用削減は一旦落ち着きを見せ始めていましたが、ここに来て再びの人員削減となり、雇用状況が改善するには時間が掛かりそうです。