
大手自動車メーカーの「ホンダ」とアメリカの「GM」(ゼネラル・モーターズ)は、2020年頃の実用化に向けた次世代燃料電池システムおよび水素貯蔵システムの共同開発で提携すると発表しました。
ハイブリッドや電気自動車とともに環境対応技術として期待が高い燃料電池車は、風力やバイオマスなどから作られる再生可能な水素を燃料として空気中の酸素と反応することで動力を生む技術で、水以外のものを一切排出しないなど優れた環境性能を持っています。
ホンダは、2002年に「FCX」の名称で燃料電池車のリース販売を開始するなど同技術への積極的な姿勢を見せている一方、開発に多額の費用を要することや現在のガソリンスタンドに変わる水素充填インフラの構築など課題も多いことから、開発費の負担軽減および普及へのスピードアップを目指し今回の提携を決定したようです。