
厚生労働省・環境省所轄の社団法人「日本ウォーキング協会」は、粉飾決算や不適切な会計処理などにより、2011年3月期で1億7000万円の未払金が発生していることを明らかにしました。
1964年に「歩け歩けの会」として創設、2000年に現協会名へ改称した同協会は、全国各地でウォーキング関連イベントを主催するなどウォーキング団体の中心的存在として活動していました。
しかし、会員向けサービスや人件費・固定費などのコスト管理がずさんだったため、2006年3月期に1億円を超える債務が発生すると、粉飾決算によりそれを隠蔽し、その後も不適切な会計処理が繰り返されたことから、さらなる財務状況の悪化に陥ったようです。
今後は現役員の引責辞任後、新役員の下で債務の返済に当たり再建を目指す方針です。