大阪府大東市に本拠を置く電機メーカーの「船井電機株式会社」は、10月24日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1961年に設立の同社は、音響機器や映像機器などを中心とする電機メーカーで、日本メーカーながらリーズナブルな価格が北米市場で高い人気を獲得しました。また、北米・欧州・アジアに製造拠点や営業拠点を広く構えるなど事業を拡大し、1999年に大証2部(翌年に東証・大証1部)へ上場を果たすなど業績は好調に推移していました。
しかし、北米市場における不振や、新興国メーカーとの価格競争で業績が悪化し長い低迷期が続くと、2021年には「秀和システムグループ」の完全子会社となり上場を廃止し、その後は持株会社化により「船井電機・ホールディングス株式会社」(HD)と、その子会社となる新設の事業会社「船井電機株式会社」の組織体制となりました。
船井電機HDは、脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」を買収するなど新たな事業展開を模索したものの奏功せず、一方でミュゼプラチナムのネット広告事業者に対する未払い債務の存在が明らかとなり、債務の連帯保証をしていた船井電機グループの信用問題に発展するなか、先行きのめどが立たず今回の措置に至ったようです。
2024年3月期末時点の負債総額は約461億5900万円です。









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