朝日新聞(電子版)によると、栃木県那須町に本拠を置く和牛オーナー制度運営の「安愚楽牧場」は、8月9日付で東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
1981年に設立の同社は、個人投資家などの資金で繁殖牛を購入し、生まれてきた仔牛を安愚楽牧場が買い取る和牛オーナー制度により牧場運営・黒毛和牛畜産事業を手掛け、全国に多数の直営牧場を所有するほか、オーナー制度が金融商品として広まり多くのオーナーを集めていました。
しかし、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射能への懸念から一部で出荷制限を受けているほか、風評被害による市場の混乱などでオーナーから買い戻し要請が相次ぐなど業績が悪化し、8月1日には代理人弁護士が債務調査に当たると発表したため、その動向が注目されていました。
asahi.com(朝日新聞社):安愚楽牧場が再生法を申請 「原発事故後に解約増えた」
*2011/8/16追記
その後に判明した2011年7月末時点の負債総額は4330億8300万円で、2011年では負債総額が最も多い経営破綻となりました。
今後の争点は、債権者となる和牛オーナーへの弁済率がどの程度になるのか、また、東京電力への損害賠償請求が行われるのか、という点に移りそうです。









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