東証プライム上場の旅行会社「エイチ・アイ・エス」は、ハウステンボス事業をアジアを中心に投資を行う「PAG Asia Capital」グループに売却すると発表しました。
対象となるのは、ハウステンボスの株式66.67%を保有する「エイチ・アイ・エス」のほか、13.33%を保有する「九州電力」、10.00%を保有する「西部ガスホールディングス」、5.00%を保有する「九電工」、3.33%を保有する「九州旅客鉄道」、1.67%を保有する「西日本鉄道」の全株主で、全て合わせた株式100%を総額約1000億円で売却する方針です。
1992年に開園したハウステンボスは、長崎県佐世保市にある国内最大のテーマパークで、オランダの街並みを再現したテーマパークとして話題となったものの、バブル崩壊による業績の悪化で2003年に会社更生法の適用を申請しました。その後、2010年にエイチ・アイ・エスが出資し経営に参画すると、近年は黒字に転換するなど業績が回復していました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響による客数の落ち込みで厳しい事業環境に陥るなか、エイチ・アイ・エスは主力の旅行事業でも業績が悪化していることから、ハウステンボスの株式を売却することで財務体質を改善すべく今回の決定に至ったようです。
一方、PAG Asia Capitalは「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市)に出資するなどテーマパーク事業に関する知見を有しており、ハウステンボスは資金力が豊富な同グループの下で事業拡大を目指す方針です。







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