東京都渋谷区に本拠を置く旅行代理業の「株式会社てるみくらぶ」は、3月27日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1998年に設立の同社は、主にインターネットを通じ格安海外ツアーの企画・販売を手掛け、価格の安さが利用者に受け格安旅行会社としては高い知名度を有し、札幌・名古屋・大阪・福岡に営業拠点を開設したほか、ハワイやグアムなどに現地法人を開設するなど事業を拡大していました。
しかし、旅行業界における価格競争の激化で低採算が続くと、積極的な事業拡大が裏目となり資金繰りが悪化、3月23日に予定されていた国際航空運送協会(IATA)に対する航空運賃の支払が困難となったため、翌24日には航空券の発券ができなくなったとして臨時休業するとともに、予約・支払済みの利用者に対し予定通りの旅行が困難になっているとしてキャンセルを勧めるなど信用問題に発展し、その後も利用者から「ホテルが勝手にキャンセルされた」などの苦情が殺到するなか、事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約151億円の見通しです。なお、旅行者約3万6000件に対する負債額は約100億円と見られ、日本旅行業協会(JATA)の制度による弁済限度額は1億2000万円で、また残存資産にも乏しいことから、支払済みの旅行代金に対する弁済額は、単純計算で100分の1程度と想定されます。










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