
「欧州中央銀行」がユーロ通貨圏の政策金利を現行の1.25%から0.25%利下げして過去最低水準の1%にすることを明らかにしました。
世界的な金融危機が顕著になり始めた2008年10月当時のレート4.25%から回を重ね、実に7回目の利下げで1%に到達となりました。
世界の主要中央銀行の中ではどちらかというと保守的な政策で知られていましたが、ここへ来ての急激な利下げは逼迫した欧州の経済状況を物語っています。
一方、イギリスの中央銀行である」イングランド銀行」は、政策金利がすでに低い水準にあることから現行の0.5%を維持するものの、量的緩和(quantitative easing)を行うことを表明し、500億ポンド(7.5兆円)を市場に追加注入することを決めました。
すでに注入されている750億ポンド(11.25兆円)と合わせ1250億ポンド(18.75兆円)が市場に注入されることになります。