かつら最大手の「アデランス・ホールディングス」に対して、国内投資ファンドの「ユニゾン・キャピタル」が友好的TOB(株式公開買い付け)を行うことが明らかになりました。
TOB価格は、過去3ヶ月間の平均株価738円に35.5%のプレミアムを付けた金額。ユニゾンは、重要事項決定への拒否権を持つ35.2%の株式取得を目指すものと見られます。
経営が悪化しているアデランスは、26.7%の株式を保有する筆頭株主でアメリカの投資ファンド「スティール・パートナーズ」との間で対立。ユニゾンからの資本を受け入れることでスティールからの介入を拒否する狙いがあると思われます。
スティール・パートナーズは日本において多くの敵対的買収を仕掛けていますが、その手法が日本の法習慣に馴染まないとの見方が多く、どの買収案件に対しても目に見える成果を挙げていないのが事実だと言えます。
過去の買収事例は、「ユシロ化学」、「明星食品」、「サッポロHD」、「ブルドックソース」、「ノーリツ」など。
しかし、市場に出た株式は自由に売買されなければならない原則からすると、企業側の買収防衛意識の欠如が最大の原因ともいえます。
どちらにしても、今後ユニゾン・キャピタルとスティール・パートナーズとの対立は必至との様相です。







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