熊本県御船町に本拠を置く馬肉生産・販売の「株式会社千興ファーム」について、官民ファンドの「地域経済活性化支援機構」は、熊本県内の金融機関などと共同で運営する「熊本地震事業再生ファンド」を通じて、8月28日付で同社および関係会社の「有限会社駒城」に対して再生支援の投資決定をしたと発表しました。
1987年に設立の「千興ファーム」は、全国でもトップクラスの馬肉の生産規模を誇り、生産から加工まで一貫して行う生産ラインを整備し、肉用馬の輸入・飼育を行う関係会社の「駒城」や、馬肉料理専門店の「菅乃屋」、馬肉販売の「菅乃屋ミート」とグループを構築し事業を拡大していました。
しかし、2011年に発生したユッケ集団食中毒事件による生肉の需要減少に加え、2016年に発生した熊本地震による工場・設備の被災で、一時休業を余儀なくされるなど経営環境が悪化し、2018年度末時点で約23億円の債務超過に陥っていました。
そのため、事業継続を目指し熊本地震事業再生ファンドに支援を求め、その再生計画として新会社を設立し事業を譲渡するとともに、債権者に対して債務の免除を要請する一方、旧会社は清算を目的に事後処理を進める方針となりました。
負債総額は約66億円の見通しです。









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