
信用調査会社の東京商工リサーチによると、埼玉県熊谷市に本拠を置く書店経営の「株式会社藤村書店」は、9月30日までに事業を停止し事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
1947年に創業の同社は、熊谷市や秩父市などで書籍・雑誌・教科書・文具・CD・DVDなどの販売を手掛けるほか、立正大学・熊谷キャンパス内にて書店を運営していました。
しかし、インターネットの普及による書籍販売の不振で業績が悪化すると、2017年8月末をもって秩父市にある矢尾百貨店内の店舗を閉鎖するなど生き残りを目指したものの、その後も事業環境は改善せず、今年9月末をもって運営する2店舗を閉鎖し今回の措置に至ったようです。