
ジャスダック上場でゴルフクラブや禁煙グッズ製造の「マルマン」は、アメリカの元販売代理店「マルマン・グローバル」(カリフォルニア州)に対する売掛債権の約5億3900万円について、取立不能となったことを明らかにしました。
同社は、2008年にマルマン・グローバルとの間で販売代理店契約を締結し、ゴルフクラブなどの輸出・卸を行っていたものの、2012年9月から12月の間に販売した商品代金が未払いとなったことから、代金の支払いを求め2013年6月に日本商事仲裁協会に仲裁手続を申し立てました。
その後、仲裁裁定に基づき、マルマン・グローバルおよび代表者個人に対してアメリカで訴訟手続を進めていたものの、係争中に被告側より示された90万ドル(約1億円)を長期分割で弁済する和解案に応諾するため、和解金を控除した488万ドル(約5億3900万円)について取立不能となりました。
なお、当該債権については、和解金を含む全額を貸倒引当済みのため、業績に与える影響は軽微とのことです。