
官報によると、埼玉県所沢市に本拠を置く各種チューブ製造の「株式会社国産螺旋管」は、5月16日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1983年に設立の同社は、ファイバープロテクトチューブ・ケーシングチューブ・スプリングチューブなど各種フレキシブルチューブの製造・販売を主力に事業を展開し、所沢市内に2ヵ所の工場を所有するほか、中国にも生産拠点を開設するなど事業を拡大していました。
しかし、積極的な設備投資が裏目となり資金繰りが逼迫したため、2017年8月に民事再生法の適用を申請し再建を目指したものの、今年4月には再生手続の廃止決定を受け、事後処理を進めていました。
負債総額は約9億円の見通しです。