信用調査会社の帝国データバンクによると、2023年12月26日付で大阪地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した架線金物製造の「昌一金属株式会社」(大阪府大阪市)は、再生手続を断念し破産手続へ移行する見通しが明らかになりました。
1955年に設立の同社は、アームバンド・アームタイバンド・支線バンド・変圧器バンドなど電力用装柱架線金物の開発・製造・販売を主力に事業を展開し、1984年に大阪市内で工場を新設すると、1992年には福岡県大刀洗町に子会社「九州昌一金属株式会社」を設立し、1993年には三重県名張市に工場を新設するなど事業を拡大していました。
しかし、震災復興需要の一巡で売上が減少すると、その後は主要取引先の電力会社における設備投資の抑制で受注が落ち込み、近時は資材価格の高騰による採算の悪化も重なり資金繰りが逼迫したため、民事再生法による再建を目指しました。
その後は、スポンサー企業への事業譲渡を柱とする再生手続を進めたものの、雇用をめぐり労働争議に発展したことでスポンサー企業が撤退したため、手続を進めることができず今回の措置に至ったようです。
民事再生法適用時の負債総額は約39億円です。










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