2021年4月16日付で東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した樹脂成形の「国上精機工業株式会社」(神奈川県横浜市)は、7月27日付で再生手続の廃止決定を受けたことが明らかになりました。今後は、破産手続に移行する見通しです。
1969年に設立の同社は、カーオーディオパネルや携帯電話・医療機器などプラスチック関連部品の成形・塗装・印刷・組立を主力に事業を展開するほか、プラスチック金型治工具の設計・製作を手掛けていました。また、横浜市や新潟県燕市に加え、香港や中国・カナダ・メキシコに事業所を構えるなど事業を拡大していました。
しかし、取引先の海外生産移転に伴う受注の減少で業績が悪化すると、同業他社の買収をはじめとする積極的な拡大策が裏目となり資金繰りが逼迫しました。そのため、民事再生法の適用を申請し再建を目指したものの、将来的に利益をあげる事業計画案が策定できなかったことから、再建は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
なお、同社と同様に民事再生法の適用を申請したグループ会社の「国上精機工業ホールディングス株式会社」と「株式会社アイエヌテック国上」も同日付で再生手続の廃止決定を受けました。
民事再生法適用時の負債総額は3社合計で約26億円です。









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