
新潟県南魚沼郡湯沢町でスキー場を運営する「岩原開発」は、10月30日付で東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
同社が運営する「岩原スキー場」は、70年以上の歴史を誇り、日本初のナイタースキーを実施したことで知られる老舗のスキー場。
広く緩やかなコースが特徴で、家族連れに人気が高く、ブーム期には100万人を超える利用者を集めるなど、業績は好調に推移していました。
しかし、スキーブームが去ると客足は遠のき、利用客数はピーク時の半分にも満たない状態が続いたため、やむなく今回の措置となったようです。
負債総額は約15億5800万円。
なお、同社は「今季も通常通りオープンさせるべく、準備を進めている」とのことで、今後は再生計画に基づいて運営を続ける見通し。