東京・品川で「京品ホテル」を運営していた「京品実業」は、債権者により破産を申し立てられ、10月23日付で東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受け、倒産したことが明らかになりました。
1871年に旅館業として創業した同社は、1930年に京品ホテルを開業。品川駅の目前となる抜群の立地を生かして業績は順調に推移し、手ごろな価格からビジネスユーザーを中心に人気を得ていました。
その後は、リゾートホテルや飲食店等へ事業拡大を目指すも、まもなくバブルが崩壊。そのため、約60億円におよぶ債務を抱え、経営は一気に逼迫。
それでも、京品ホテルにおいては安定した収益を計上していましたが、債務削減は達成できず、また、建物の耐震工事に約20億円の追加費用が係ることから事業継続を断念。ホテルを閉鎖し、従業員全員に解雇を通知していました。
しかし、一部の従業員が解雇を不服として「自主営業」を継続するなど、労使問題が拗れ状況は悪化。最終的には、明渡しの強制執行が行われ、けが人が出る騒ぎにまで発展していました。
そんな中、京品実業は、ホテルを担保に債権をリーマンブラザース証券の債権買取子会社「サンライズファイナンス」に売却。
その後、サンライズファイナンスが民事再生法の適用を申請したことで、同社から債権を譲受した別会社が、9月24日付けで京品実業の破産を申立て、今回の措置に至った模様。
帝国データバンクによると、負債総額は約70億円。










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