人材派遣大手のラディアHD(旧グッドウィルグループ)が、約200億円の債務超過に陥り上場廃止の見込みであることが明らかになりました。
ラディアHDによると、上場維持のために求められていた2009年6月期における債務超過解消のめどが立っていないため、東京証券取引所の上場廃止基準に接触するとのこと。
同社では、上場廃止を避けるために、投資ファンド「サーベラス」と金融大手「モルガンスタンレー」の関連会社による136億円分に相当する債務の株式化を予定していました。
しかし、09年6月期には200億円の債務超過見通しとなったことで、実施しても債務超過を免れず上場廃止となることから、債務の株式化を断念したようです。
景気悪化で人材派遣先企業の経営が悪化。製造業や技術者派遣を中心に人材の需要が大きく減少したことが債務を増やした主因と言えそうです。
今後は、「事業再生ADR」を活用して取引金融機関等との債務放棄などの協議を行い、経営再建を目指す模様。これにより自主再建の道が途絶え、経営再建は他者に委ねられる結果になりそうです。
事業再生ADRとは、裁判外紛争解決の略称で、法的拘束力を持たず当事者間の話し合い等で解決を目指す手続き。民事再生法や会社更生法などの法的整理に比べ短期間で整理が可能となる一方、公平性に欠ける点が懸念となっています。









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