帝国データバンクによると、和歌山県和歌山市に本拠を置く老舗和菓子屋の「駿河屋」は、1月17日付で和歌山地方裁判所に申請していた民事再生手続について、同手続を断念し事業を停止したことが明らかになりました。
室町時代中期の1461年(寛正2年)に京都・伏見の郊外にて饅頭処「鶴屋」として創業の同社は、煉羊羹を主力商品とするほか饅頭・煎餅・水羊羹など和菓子の製造を手掛け、1961年には東証・大証各2部へ上場を果たすなど老舗の和菓子屋として全国的な知名度を有していました。
しかし、消費者の嗜好変化や和菓子需要の落ち込みで業績が悪化すると、2003年には架空増資が発覚し創業家出身の社長が逮捕されるとともに上場廃止に追い込まれ、その後も景気低迷で厳しい環境が続いたことから民事再生手続による再建を目指したものの、スポンサー企業との協議が不調に終わったため、同手続の遂行は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
民事再生法申請時の負債総額は約9億円で、今後は破産手続に移行する予定です。










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