
帝国データバンクによると、鳥取県鳥取市に本拠を置く宝飾品販売の「ナカニシ」は、3月29日付で東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
1958年にカメラ小売の「中西写真機店」として設立の同社は、宝石・貴金属の小売に転身し、大手スーパーを中心としてジュエリー専門店「リエジュ」を全国展開するなど事業を拡大していました。
しかし、出店先大手スーパーが相次いで破綻したことで多額の資金が焦げ付いたことに加え、近年は景気低迷による個人消費の落ち込みで売上が減少し業績が悪化。資金繰りが行き詰まり、自力での再建を断念し今回の措置となったようです。
負債総額は約32億円の見通し。