東京都台東区北上野に本拠を置く新電力の「株式会社シナジアパワー」は、12月1日付で東京地方裁判所へ自己破産を申請し倒産したと発表しました。
2015年に設立の同社は、「東北電力」と「東京ガス」がそれぞれ50%出資する新電力事業者で、当該2社から供給される安定した電力を基に、事業者向けとなる高圧電力・特別高圧電力の小売りを手掛けていました。
しかし、卸電力市場の高騰に伴い、2020年度と2021年度の2期連続で債務超過に陥るなど業績が悪化すると、出資会社からの資金援助を受けて卸電力市場からの調達量を減らすとともに、小売電気料金の値上げによる価格転嫁に努めるなどの収支改善を進めました。
ところが、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の影響で燃料価格の高騰に拍車がかかると、事業環境がさらに悪化し再建のめどが立たなくなったため、2022年11月末をもって事業を終了しました。
また、一部の顧客から電気需給契約の不履行を理由に損害賠償を求められている一方、事業終了時点において依然として債務超過の状態で、取引債務を全額弁済する資金がないことから、残余財産の公平な分配を目的として法的整理の申請に至ったようです。
2022年3月期末時点の負債総額は約182億8000万円です。









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