
4月2日付で事業を停止していたギフト商品共同仕入の「株式会社全通」(東京都江東区)は、9月28日付で東京地方裁判所に自己破産を申請したことが明らかになりました。
1983年に設立の同社は、ギフト小売業界の協同組合「ジャパンギフトチェーン」に加盟するメンバーの出資により設立され、同組合からの業務委託を受け、ギフト商品の共同仕入をはじめとする商流・物流を手掛けていました。
しかし、景気低迷によるギフト需要の落ち込みや、ギフト商品の多様化などから業績が悪化すると、資金繰りの行き詰まりや加盟店の経営破綻で先行きが見通せない状況となり、決済難から事業を停止し事後処理を進めていました。
信用調査会社の帝国データバンクによると、2018年6月時点の負債総額は約22億3000万円です。