
東証1部上場の建材メーカー「ウッドワン」は、ニュージーランドの連結子会社「Juken New Zealand」のギスボン工場において、2月末をめどに合板製造事業を休止すると発表しました。
同事業では、主にニュージーランド国内や海外市場向けに合板の製造・販売を手掛けているものの、近年は同業者の台頭や価格競争の激化に加え、人件費の上昇も重なり採算が悪化しているため、ギスボン工場の合板製造ラインを停止し、同事業の休止を決定したようです。
この決定に伴い、同事業部門に属する従業員約100名については、他部門への異動または退職の扱いとなり、同子会社では現在、希望退職者の募集を行っています。また、事業休止に伴い、製造設備の減損損失や希望退職による割増退職金などの費用として、約9億円の特別損失を見込むとのことです。