
東証1部上場の化学大手「三菱ケミカルホールディングス」は、粉砕トナー事業から撤退すると発表しました。
プリンターや複写機に用いられる粉砕トナーは、原料を粉砕し粒子状にしたトナーの一種で、中国メーカーの参入による価格競争の激化に加え、市場の伸び悩みも顕著となっていることから、将来的な事業の成長は困難と判断し今回の決定に至ったようです。
また、粉砕トナーの製造を手掛けるグループ会社「三菱ケミカルハイテクニカ」の上越テクノセンターにおいて、2019年3月末をもって同製品の製造を停止することも併せて明らかにしました。