
福岡県福岡市に本拠を置く冷凍海産物卸の「株式会社西日本冷食」は、11月22日付で福岡地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
2009年に設立の同社は、アメリカ・中国・韓国・ベトナムを輸入相手国として、寿司ネタをはじめとする冷凍魚介類の開発・製造・卸を主力に事業を展開するほか、養殖業や養殖飼料の製造も手掛けていました。
しかし、売上の低迷に伴う業績の悪化に加え、積極的な設備投資が裏目となり資金繰りが逼迫すると、債権者から破産を申し立てられ今回の措置に至ったようです。
主力取引行の「筑邦銀行」が、貸出金5億8800万円について債権取立不能のおそれを明らかにしており、帝国データバンクによると、負債総額は10億円を超える可能性があるとのことです。