
信用調査会社の帝国データバンクによると、東京都中央区に本拠を置く出版業の「ニューハウス出版株式会社」は、4月18日までに事後処理を弁護士に一任したことが明らかになりました。
同社は業歴80年以上を誇る老舗の出版社で、住宅・建築関連や児童書・学習参考書の出版を主力に事業を展開し、主な発行出版物として「ニューハウスムック」「ホームメイク」「ニューハウスブックス」が人気を得ていました。
しかし、出版不況に伴う売上の減少で業績が悪化すると、人件費の削減など様々な生き残り策を実施したものの、今後の業績回復は困難と判断し3月23日付で事業を停止し今回の措置に至ったようです。
同信用調査会社によると、負債総額は約1億5000万円の見通しで、今後は私的整理を進める予定とのことです。