
JR北海道は、全路線区の半分以上となる13線区1237kmについて、単独での維持が困難になっていると発表しました。
札沼線47.6km(北海道医療大学-新十津川)、根室線81.7km(富良野-新得)、留萌線50.1km(深川-留萌)の3線区については、輸送密度が200人未満で、1列車あたりの平均乗車人員が10人前後となるなど利用者数が極めて少ないことから、鉄道よりもバスなど他の交通手段が適している路線区としています。
また、その他の線区についても、設備更新などの費用がまかなえないとして、駅廃止や列車見直しによる経費削減、運賃の値上げ、鉄道設備を自治体などが保有する上下分離方式への移行などが必要としています。
利用者数の減少や交通手段の移り変わりなどから、赤字路線の増加など厳しい環境が続いているため、廃線を含む抜本的な改革が必要となっています。