
東証1部上場で女性用下着大手の「ワコールホールディングス」は、欧州の現地法人「ワコールヨーロッパ」が100%出資する子会社「イヴィデンユイット」(フランス・レンヌ市)が、4月1日付でレンヌ商業裁判所へ更生手続きの適用を申請したと発表しました。
2010年に設立のイヴィデンユイットは、Huitブランドで女性用下着および水着の製造販売を手掛けているものの、下着・水着市場の価格二極化や専門店の縮小で売上減が続いていました。
そのため、販売効率の改善など合理化策を実施したものの、慢性的な赤字体質からの脱却は困難だったことから、自主再建を断念し今回の措置に至ったようです。
2015年12月末時点の負債総額は約1000万ユーロ(約12億円)です。