
東京都港区に本拠を置くアパレルメーカーの「株式会社テトラスター」は、7月22日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
同社は、伊勢丹の元カリスマバイヤーで日本のファッション業界に多くの功績を残し、また、政治家としての経歴も持つ故・藤巻幸大氏(本名:藤巻幸夫)が、日本のトップファッションデザイナー・丸山敬太氏とともに2008年に設立した会社で、「ケイタ・マルヤマ」ブランドの管理・店舗運営および商品供給を主力に事業を展開していました。
しかし、景気低迷による個人消費の落ち込みなどから業績が悪化すると、2014年1月にはブランド業務を「三越伊勢丹ホールディングス」の子会社へ譲渡し、その後はロイヤリティ業務などに規模を縮小したものの、同年3月に藤巻氏が病死したことから、事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。