
神奈川県内で百貨店を経営する東証2部上場の「さいか屋」は、旗艦店舗の川崎店を5月31日で閉店し、59年の歴史に幕を下ろします。
1956年に開業の川崎店は、JR川崎駅の近くにある地上8階・地下1階・売場面積約2万平方メートルを誇る百貨店で、市街地の中心的存在として多くの利用客に親しまれてきました。
しかし、個人消費の落ち込みで業績が悪化すると、再建策の一環として川崎店の土地・建物を76億円で不動産投資会社へ売却しリースバックにより賃借していたものの、5月31日をもって賃貸借契約が満了するため営業終了となります。