
東証1部上場の電気機器メーカー「サンケン電気」は、液晶テレビ・液晶ディスプレイのバックライトとして使用される蛍光管の冷陰極蛍光放電管(CCFL)事業から撤退すると発表しました。
1997年にCCFL事業へ参入すると、ノートパソコンや液晶テレビの市場拡大に伴い業績は順調に推移していたものの、技術革新に伴うバックライトLED化の進展により蛍光管の競争力が低下しており、不採算のまま同事業を継続することは困難と判断し今回の決定に至ったようです。
今後は、2014年度中に生産を終了し、2015年度中の販売終了を目指す予定です。
なお、当該事業に属する従業員については同社グループ内での配置転換にて対応し、製造設備は生産終了後に廃棄する予定で、この撤退に伴い2014年3月期決算において20億円の事業整理損失を計上する方針です。