
官報によると、栃木県日光市に本拠を置く旅館経営の「川俣温泉ホテルふくよ館」は、5月21日付で宇都宮地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1955年に創業の同旅館は、奥鬼怒川俣温泉に位置する客室数25室・収容人数125名の温泉旅館で、山奥に佇む露天風呂や大自然を前にする部屋からの眺望などが評価を得ていました。
しかし、景気低迷による客足の落ち込みに加え、震災後には原発事故に伴う風評被害も重なり業績が悪化したため、事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
毎日新聞(電子版)が伝えたところによると、負債総額は約17億5000万円の見通しです。