
東証1部上場の光学機器メーカー「オリンパス」は、低価格コンパクトカメラの開発を中止するなど映像事業の抜本的改革を実施すると発表しました。
コンパクトカメラのリスク極小化として、機種数を大幅に削減するほか、低価格機種の開発を中止し、コンパクトカメラの販売目標台数を2013年3月期の510万台から2014年3月期には270万台へ半減する方針です。
そのため、製造機能を現在の5拠点からシンセン(中国)とベトナムの2拠点へ集約するほか、2014年3月末までに映像事業全体で約3割の人員削減を実施し、海外販売拠点の再編も併せて行う予定です。
スマートフォンの普及によりコンパクトデジタルカメラの需要が大幅に落ち込んでいることから、需要拡大が見込めるミラーレス一眼カメラへ経営資源を注力し、映像事業の立て直しを目指す方針です。
オリンパス 投資家情報: 決算関連資料: 2013年3月期 (プレゼンテーション資料)