
財務省が発表した2012年度の貿易統計(速報)によると、日本の貿易収支は8兆1699億円の赤字となり、過去最大の赤字に陥ったことが明らかになりました。
輸出は船舶・電子部品などの減少により前年度比で2.1%減の63兆9409億円となった一方、輸入は天然ガス・原油などの増加により同3.4%増の72兆1108億円となりました。
欧州経済の停滞や日中関係の悪化による輸出減に対し、原発事故の影響による代替燃料として液化天然ガスや原油の輸入が大幅に増加したためで、為替の円安傾向が輸出増に反映されるにはもうしばらく時間が必要と言えそうです。