
官報によると、広島県広島市に本拠を置く地域情報紙発行の「広島リビング新聞社」は、10月1日付で広島地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1980年にフリーペーパー「リビングひろしま」を創刊した同社は、広島市および近郊に住む女性をターゲットに、毎週土曜日発行の地域生活情報紙として20万部を超える配布部数を誇っていました。
しかし、景気低迷による広告収入の減少やインターネット普及の影響で業績が悪化すると、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
毎日新聞(電子版)が伝えたところによると、負債総額は関連会社を含め約11億5000万円の見通しで、事業は「フジ・メディアホールディングス」が引き継ぐとのことです。