
岡山県玉野市に本拠を置くフェリー運航会社の「津国汽船」は、5月31日付で岡山地方裁判所へ自己破産を申請し倒産したことが明らかになりました。
1948年に設立の同社は、宇野港(岡山県)と高松港(香川県)を結ぶ通称「宇高航路」や、宇野港と直島(香川県)間でのフェリー運航を手掛けていました。
しかし、瀬戸大橋の開通や燃料費の高騰により2009年には宇高航路から撤退したほか、その後も燃料費の高止まりなど厳しい環境が続いたため、事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
東京商工リサーチによると、負債総額は約4億7000万円の見通しです。