
セガサミーホールディングスの子会社で大手ゲームメーカーの「セガ」は、欧米における家庭用ゲームソフト分野の構造改革を実施すると発表しました。
骨子となるのは、組織の合理化による固定費の削減や、欧米市場向けゲームソフトタイトルを収益が確実な「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「フットボール・マネージャー」などの優良なタイトルに絞り込むこと、また、開発を進めていた一部タイトルを開発中止にすることなどで、これら施策に伴い2012年3月期決算において71億円の特別損失を計上するとのことです。
欧州の債務問題に端を発する経済危機などの影響で、欧米の家庭用ゲームソフト市場は環境が悪化していることから、構造改革による収益改善を目指す一方、今後は成長が期待できるモバイル・オンラインゲーム分野に資源を注力する方針です。