
東証・大証・名証・各1部上場で「あいおいニッセイ同和損保」や「三井住友海上」などを傘下に持つ保険大手の「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」は、2012年3月期通期連結業績予想を下方修正し、当期純損益が1450億円の赤字に陥る見通しを明らかにしました。
2012年3月期通期連結業績予想:MS&ADインシュアランスグループHD
経常収益 | 経常損益 | 純損益 | |
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前回予想 | 3兆9000億円 | 240億円 | 60億円 |
今回予想 | 3兆8500億円 | △800億円 | △1450億円 |
前期実績 | 3兆4049億円 | 210億円 | 54億円 |
タイの洪水に伴う発生保険金が前回予想を上回り2360億円に達する見込みで、そのほか、税制改正に伴う繰延税金資産の取り崩しや、有価証券評価損などに係る繰延税金資産の評価性引当額の増加により、営業損益・純損益ともに従来の黒字予想を一転し大幅な赤字見通しとなりました。