
兵庫県神戸市に本拠を置く高速船運航の「海上アクセス」は、近日中にも神戸地方裁判所へ民事再生法の適用を申請することが明らかになりました。
1988年に設立の同社は、神戸市などが出資する第三セクターで、神戸空港・関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」の運航を主力に事業を展開していました。
しかし、会社設立後の主力事業だった神戸ポートアイランド・関空を結ぶ旅客船「神戸マリンルート」の業績不振により、莫大な累積赤字が経営を圧迫していることから、負債圧縮による経営再建が不可欠と判断し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約138億円の見通しです。