
愛知県愛西市に本拠を置く鉄骨工事の「カンダ工業」は、11月10日付で名古屋地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1963年に創業の同社は、大手建設会社を主な取引先として鉄骨・橋梁工事などを手掛けていたものの、景気低迷による建設需要の落ち込みから業績が悪化したため、事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約10億円の見通しで、取引金融機関の「中京銀行」は、同社に対する貸出金2億9200万円について取立不能または取立遅延のおそれが生じたことを明らかにしています。