不景気.com > 国内倒産 > 安愚楽牧場に民事再生手続の廃止決定、破産手続へ移行

安愚楽牧場に民事再生手続の廃止決定、破産手続へ移行

安愚楽牧場に民事再生手続の廃止決定、破産手続へ移行

8月9日付で民事再生法の適用を申請していた栃木県那須町に本拠を置く和牛オーナー制度運営の「安愚楽牧場」は、11月8日付で東京地方裁判所より民事再生手続の廃止決定を受けたことが明らかになりました。

1981年に設立の同社は、個人投資家などの資金で繁殖牛を購入し、生まれてきた仔牛を同牧場が買い取る和牛オーナー制度により牧場運営・黒毛和牛畜産事業を手掛け、全国に多数の直営牧場を所有するほか、オーナー制度が金融商品として広まり多くのオーナーを集めていました。

しかし、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射能への懸念から一部で牛の出荷制限を受けたほか、風評被害による市場の混乱などでオーナーから買い戻し要請が相次ぐなど業績が悪化したため、経営再建を目指し民事再生法の適用を申請していました。

ところが、管財人が同社の財産状況を調査したところ、資金繰りの逼迫により早期に牧場および牛を売却しなければ、資金ショートにより大量の牛が餓死するなど大きな社会問題に発展するおそれが懸念されることから、再生計画案の立案は極めて困難と判断し今回の措置に至ったようです。

2011年7月期末時点の負債総額は約4330億8300万円です。

民事再生手続廃止決定および保全管理命令:安愚楽牧場

関連記事

「国内倒産」最新記事

カテゴリー

月別記事一覧

最新記事

アクセスランキング

注目記事