
熊本県水俣市の老舗旅館「三笠屋旅館」は、2月28日付で債権者により熊本地方裁判所へ民事再生法の適用を申請されたことが明らかになりました。
1937年に創業の同旅館は、部屋数50室超・収容人数200人超を誇る「湯の児温泉」の老舗として知られ、客室から一望できる不知火海の眺めなどが人気となり業績は順調に推移していました。
しかし、景気低迷の影響で客足が落ち込むと資金繰りが悪化。今年1月には営業を停止し自己破産申請の準備に入ったものの、市などの存続要望を債権者が受け入れ、民事再生法による再建を目指すことになったようです。
負債総額は約7億3000万円の見通し。