
東京都新宿区に本拠を置く紙袋製造の「ミツワ紙工所」は、6月25日付で東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
1945年に創業の同社は、伊勢丹のタータンチェック柄紙袋をはじめとする百貨店などの手提げ袋や書籍袋・封筒の製造販売を主力に事業を展開。宮城県に自社工場を所有し、1996年9月期には年間約15億円の売上を計上するなど業績は順調に推移していました。
しかし、景気低迷による販売の減少に加え、競争激化による単価下落を受け業績が悪化すると、資金繰りに行き詰まり、単独での再建を断念し今回の措置に至ったようです。
帝国データバンクによると、2009年9月期末時点の負債総額は約8億4300万円。