
キッコーマンの完全子会社で調味料・飲料を生産する「日本デルモンテ」は、国内にある5つの生産拠点のうち、3拠点を閉鎖にする工場再編を明らかにしました。
対象となるのは、福島県南相馬市の「福島工場」、長野県木島平村の「木島平分工場」、岩手県二戸市の「東北デルモンテ」の3拠点。
トマトケチャップ等の調味料が厳しい価格競争に晒されていることに加えて、トマトジュース等の飲料販売が落ち込んでいるため、拠点再編により効率的な生産体制を目指す方針。
今後は、トマト調味料を主力とする「群馬工場」と、飲料を主力とする「長野工場」に約50億円規模の設備投資を行い生産を集約する一方、拠点閉鎖により年間約10億円の経費削減効果が見込めるとのこと。
なお、3拠点で働く正社員は、配置転換などで対応する見通し。