「栗本建設」が民事再生法適用を申請し倒産

大阪地盤の建設会社「栗本建設」が、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請し倒産しました。
同社は、東証・大証1部上場「栗本鐵工所」の100%出資連結子会社。1946年に設立後は、オフィスビル、一般住宅、マンションなど多岐にわたる建設で業績を上げていました。
その後、2003年3月に倒産した「セザール」に対して24億8000万円の不良債権が発覚。経営の悪化した同社は、現親会社である「栗本鐵工所」からの出資を受け入れ100%子会社として経営再建に望みましたが、改正建築基準法による建設市場の落ち込みに加えて、サブプライムローン問題による不動産市況の悪化などで厳しい経営状況に追い込まれていました。
そこで、2008年4月には「栗本鐵工所」から50億円の追加増資を受け経営の安定化を模索しましたが、5月には「近藤産業」が、6月には「愛松建設」が倒産したことによって多額の不良債権が再び発生。このため、同年10月に会社分割によるさらなる財務・経営の安定化を行いました。
しかし、その後も市況悪化に歯止めが掛からず、不採算工事物件の完工が続き、2009年6月には大口工事債権の回収が困難になったことなどで資金繰りに行き詰まり、今回の措置になったようです。
負債総額は146億円程度。
建設業界が全体的に低迷する中、関係取引先の倒産による不良債権が、同社の経営を大きく悪化させてしまったと言えそうです。
栗本建設工業株式会社 民事再生手続開始の申立てのお知らせとお詫び





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