アデランス再生は前途多難の予感、内紛の解決が鍵

国内カツラ最大手の「アデランス」は、投資ファンド「ユニゾン・キャピタル」との業務提携中止と、代表取締役玉塚元一氏の辞任を発表しました。
アデランスを巡っては、筆頭株主で外資系投資ファンド「スティール・パートナーズ」と、経営陣の要請を受けた国内投資ファンド「ユニゾン・キャピタル」との間で経営権獲得の激しい攻防があり、5月28日の株主総会では委任状争奪に及んでいました。
結局、ユニゾン・キャピタルが望んだTOBによる株式取得は否決され、また、スティール・パートナーズが提案した取締役候補者が選任されたことにより、事実上の経営権はスティール・パートナーズが握ることになっていました。
玉塚氏は5月28日の株主総会で取締役に選任されたばかり。4日間での辞任表明には、そもそも適任者を取締役に指名したのか疑問が残る結果となりました。
敵対的買収に対して好意が持たれない背景がある日本において、これまでスティール・パートナーズは買収対抗策などによって望むような結果を残せていませんでした。
アデランスを巡っては、何とか経営権を把握するところまで漕ぎ着けたものの、実際の経営は前途多難と言えそうです。




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