
自動車部品製造の旭テックは、アメリカの子会社「メタルダイン・コーポレーション」とその子会社30社が民事再生法に相当する連邦破産法11章の申請を行い倒産したことを明らかにしました。
メタルダイン社は旭テックの100%出資子会社でしたが、今回の措置により支配従属関係が解消され、メタルダイン社は旭テックの連結除外になるとのことです。
アメリカの自動車産業衰退により、主な取引先であるビックスリーの販売が大幅に減少。同社の部品受注にも影響を与えたことが今回の措置に繋がった模様です。
負債総額は9億2900万ドル(約900億円)。
旭テックは、メタルダイン社への出資金の評価減により、319億6600万円の特別損失を計上する見込みです。
倒産したクライスラーや、倒産秒読みと言われるGMの影響が、周辺企業へ徐々に広がってきているようです。