
5月15日にスタートした政府の景気対策「エコポイント」制度。
エアコン・冷蔵庫・テレビを対象に省エネ家電を購入するとポイントが付与されて、貯めたポイントを商品券などに交換できる制度ですが、まだポイントの使い方詳細が決まっていないという見切り発車でのスタートになっています。
システムが複雑すぎて難解なのですが、とりあえず対象商品は公示されていますので、ここでまとめてみます。
環境省などによると以下の条件を満たすときにポイントの付与がされるとのこと。
■エアコン
平成21年5月上旬に予定される改正後の統一省エネラベル4☆基準を満たす製品
■冷蔵庫
平成21年5月1日から実施される改正後の統一省エネラベル4☆基準を満たす製品
但し、該当製品のない定格内容積400リットル以下の冷蔵庫については、現時点で省エネレベルが最高水準にある製品(改正前の統一省エネラベル5☆基準を満たす製品)
■地上デジタル放送対応テレビ
現行の統一省エネラベル4☆基準を満たす製品
統一省エネラベルの基準が設定されていない以下の製品につき、現行の統一省エネラベル4☆相当の基準を満たすと認められるもの
国内大手メーカー製の商品は対象になっている可能性が高そうですが、意外なメーカーもリストの中に含まれています。
冷蔵庫:EUPA、GE、DAEWOO、MORITA、エレクトロラックス、ミーレ
テレビ:オリオン電機、ユニデン、ダイナコネクティブ、パイオニア
「自動車の減税措置」や今回の「ポイント制度」は、対象商品が高額なのでいまいち貧乏人には優しくない施策のような気がします。
裏を返せば、消費者よりも製造しているメーカーのための施策ということなのでしょう。