
「トヨタ自動車九州」は、同社の派遣社員1000人を正社員に転用することを明らかにしました。
同社は昨年、派遣社員の契約解除によって大規模な「派遣切り」を行ってしまったことで、その後の雇用問題で矢面に立たされる格好になっていました。
しばらく続いていた減産の効果で在庫調整に目処が付き、4月からは増産態勢に転じることも安定雇用の理由と考えられます。
また、直接雇用に切り替えることで労働者が受け取る賃金を上げる狙いもあったとのこと。
「派遣切り」にあった社員と、今回正社員に転用される社員とでは、まさに「天と地獄」の差がありますが、それが派遣契約期間による「運」の差だったとしたら、ちょっと悲しい気持ちになります。