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ソニー・一転2600億円の赤字見通しへ、下方修正を読み解く

ソニー・一転2600億円の赤字見通しへ、下方修正を読み解く

ソニーが22日に発表した連結業績の下方修正で、08年度の営業利益が2000億円の黒字予想から一転して2600億円の赤字見通しとなっていることが明らかになった。

ソニーのIR情報に資料が出ていますので、それを元に詳細を読み解いてみましょう。

Sony Japan|2008年度 連結業績見通し修正

■為替差損

まず07年度比で考えると為替の影響が大きいようです。

07年度の為替の実績レートが1ドル113円であったのに対し、今回発表された08年度では1ドル90円前後となっています。為替だけでも昨対で20%のロスがあることにあります。

ユーロも同様に07年度が160円であるのに対し、08年度の見通しでは120円前後で、こちらも20%以上の為替損が見込まれます。

・米ドル 113円 (07年度) > 90円前後 (08年度)
・ユーロ 160円 (07年度) > 120円前後 (08年度)

■業績悪化の要因

次に昨年10月時点での2000億円の黒字予想から、一転して2600億円の赤字見通しになった要因は以下のように説明されています。

・景気悪化や販売激化による売り上げ減 -2800億円

・為替変動によるリスク -600億円

・株価下落による金融セグメントの損失 -650億円

・構造改革費用の増加 -400億円

・持分法適用会社の損失 -200億円

■セグメント別の悪化要因

また上記の損失をセグメント別で見てみると以下のようになります。

・エレクトロニクス -3400億円

・ゲーム事業 -300億円

・映画事業 -130億円

・金融事業 -650億円

・その他 -110億円

やはりエレクトロニクス部門の業績悪化が著しい訳ですが、さらに細分化してみると、特に「デジタルカメラ」と「ビデオカメラ」の落ち込みが激しいようです。

今後の対策として、人員削減や事業部門の統廃合ならびに広告費用の圧縮などで構造改革を行っていく予定で、これにより09年度には2500億円の費用削減を目指すとのことです。

■総括

総括すると、不景気の影響をもろに受けた格好と読み取れます。

逆に言えば、商品開発から企業運営に至るまで特に問題になる点はないように思いますので、景気回復と共に売り上げも戻ってくると考えます。

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